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【映画】辛口青春映画レビュー「マイプレシャスリスト」「ブックスマート」

久々に更新したと思えばゲームじゃなくて映画の話かい、という感じなのだけど、今見た映画が「これをやってはダメ」なところが凝縮されたような映画だったので愚痴ってもいいですか。

題名「マイプレシャスリスト」。主人公は飛び級でハーバードを卒業した19歳。自分の知性をかなり鼻にかけており、初見から良い印象はしない女性である。

インテリあるあるで対人能力が皆無な彼女に、セラピスト(父の友人)が彼女に「やることリスト」を手渡すことから話が始まる。リストに書いてあることをひとつづつこなすと幸せになれるとか。それを聞いた彼女はリストを嫌々こなしていく。。。というのがこの映画のだいたいのあらすじ。

リストに書いてあることは「チェリーコークを飲む」「友人をつくる」「デートをする」「大晦日を人とすごす」「ペットを飼う」とかだったかな。ひとつひとつこなしていくのだが、なんとリストをこなしても何も幸せにならない。これが私がこれをクソ映画と判断したポイントである。

いや、最終的にちょっといい感じの男といい感じになってハッピーエンドみたいになるのだが、彼とそうなったこととリストには何の相関性もない。「リストがきっかけとなった幸せ」というのは皆無なのである。
おいおい、この映画の題名「マイプレシャスリスト」だろ?私の・尊い・リスト、だろ?何のためのリストだよ・・・と冷めてしまったのは私だけではないはずだ。

さすがにこんな意味のないリストを題名に掲げるの、おかしくないか?と思い、英語の原題まで調べてしまったのだけど、英題は「Carrie Pilby」らしい。主人公の女の名前そのままである。和訳が誤ってリストをさも映画の本題かのようにしてしまっただけで、そもそもこの映画においてリストに大した意味を持たせるつもりなどなかったということか??

それにしてもひどい。一体何のためのリストだったのか、それがずっともやもやして消えない。なぜ彼女はチェリーコークを飲まなければならなかったのか?なぜ金魚を飼わなければならなかったのか?それをすることで何の意味があったのか?そこに意味を持たせないで映画が成立するのか?頭がはてなでいっぱいだ。

あと作中の至るところで主人公の学歴主義が見られるところも非常に気になったポイントである。男がMIT卒だのバークリー卒だのと言った瞬間に目の色を変えるのだ。いやその気持ちはわかるけどさ、一般的にそういうのって汚い感情じゃん。隠そうよ。っていうか、私的には、リストをこなすことでそういう性格のゆがんだ部分が治っていくのかと期待していたんだけど、最後までそういうとこ治らなかったよね?いやまじで何のリストだったんだよあれ(ずっと言ってる)。

あとさーこれは海外の女性描写あるあるなんだけど、会いたいって言って男の部屋までわざわざ訪ねに行ったのに、なんかいきなりムカつくこと思い出して大声出して怒鳴り散らして帰るの、ヒステリー女すぎて全く共感できないんですけど。海外の女性ってみんなこんな感じなんですかね?怖すぎるだろ。

なんか久々に最後まで見るのがきつかった映画でした。この映画、Wikiによると「青春コメディ」映画らしいんですけど、この間見た青春コメディのほうが1000000倍面白かったです。

面白かったのはこれ。「ブックスマート」。

これね~まじ面白かったです。この映画の主人公もがり勉女子で、卒業間近になって「パーティーしてえ!」ってなってパーティーに乗り込む話なんですけど、なんか間違えてイケてないパーティーのほうに行ってしまったり、イケてる方のパーティーには呼んでもらえてないからインスタつかって無理やりパーティー会場割り出して乗り込んだりして結構アグレッシブでバカでよかったです。

あとジャケ写の2人が親友なんですけど、二人のふざけっぷりとか、関係性っていうのがもうほんとサイコーに良くて、「こういう友達ほしー!」ってなります。

rotten tomatoesっていう有名な映画批評サイトがあるんですけど、そこでも確かかなり高い評価を得ていた気がする。色々見てきて思うんだけど、rotten tomatoesで持ち上げられてる映画ってやっぱり面白いよね。結構あのサイトは信頼してる。

面白かった映画はね、色々語りたいんだけど結局「面白かった」しか言うことないんだよね。(笑)ということで短いんだけどまあとにかく映画見るなら「ブックスマート」の方をおすすめします。

 

ただの愚痴ですが以上!暇があればまた映画レビューでもかきます。